小犬のワルツ052-072 [奏法・楽曲研究]

この曲をアップしたのは1月1日[1]ですから、かなり月日がたちましたが、小犬のワルツのScore Editorの入力画面の公開シリーズです。読者には退屈かもしれません。ちょっとこの頃変わって来ていますが、一応、ここはDTMブログなのです。以下に書く私の解説はピアノの先生のうちの子ども初号に対する指示と全く違う表現です。やはり人間とコンピュータは全く違う理解の仕方をするということでしょう。

minute052-057.JPG

今日は曲の雰囲気の変わるところからです。かなり激しくテンポ変化させていますが、ちょっとやり過ぎでしょうか。56小節あたりでは楽譜にない休符が登場です。

minute058-062.JPG

テンポ変化を少しずつ緩やかにして、スラーの終わり目で徐々にゆっくり。61小節のスラーの切れ目ではやはり休符を挿入。

minute063-067.JPG

65-67小節では激しく楽譜にない休符を挿入。これはちょっとおどけて見せる感じを出すためです。しかし、各小節の中でもテンポ変化を忘れずに。

minute068-072.JPG

そして70小節から前打音を可愛く響かせる。72小節では思い切って力を抜き、その前後に休符を挿入。この前打音ですが、66小節の最初の音、そしてそれにつづく67,78小節の高い音を前振りに出てきたように感じます。これは狙って前振りなのか?


[関連情報]
[1]小犬のワルツ001-005, 09/12/22
[2]小犬のワルツ006-010, 09/12/31
[3]小犬のワルツ011-020, 10/01/15
[4]小犬のワルツ021-051, 10/01/31
[5]小犬のワルツ, 10/01/01  


2010-03-10 00:00  nice!(4)  コメント(12)  トラックバック(0) 
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コメント 12

わかたかたかこ

こんにちは~♪
こねこのワルツは~って、しつかいかな(笑)

ではまた
わかたかたかこ

by わかたかたかこ (2010-03-10 16:19) 

REIKO

楽譜入力方式のシーケンサーだと、こういう画面?になってるのですね!
(私はピアノロール式のでやってるので、良く知りませんでした)
とても参考になります。
公開していただき、ありがとうございます♪

ちょうど今、(この曲ではないですが)ワルツを打ち込んでいて、楽譜からの入力が終わり、「音楽的に鳴らす」ためのエディットを始めたところです。
やはり1小節ごとに、1拍目~2拍目にかけてはテンポを落とさないと、「ブンチャッチャ♪」のリズムがあまりに機械的になって、音楽的ではありませんね。
テンポは同じままで、発音タイミングをずらす方法(ピアノロールに「休符」はない)もできますが、テンポで調節した方が、手っ取り早いようです。
その上で、ところどころ「大胆に」タメやツッコミを作るのが、カッコ良く演奏するコツのように感じます。
by REIKO (2010-03-10 19:41) 

yablinsky

matchaさん、いつもniceありがとうございます。
by yablinsky (2010-03-10 20:51) 

yablinsky

わかたかたかこさん、コメントありがとうございます。こねこのワルツは子犬のワルツと同レベルなので、うちの子どもはやらない予定です。それで私も入力しないでしょうね。ご期待にそえずすみません。
by yablinsky (2010-03-10 21:02) 

yablinsky

REIKOさん、この記事にはコメントはないかなと思っていたのですが、コメントいただきありがとうございます。大胆なタメのために私は休符を使っています。

Score Editorはまだ入力が大変な面もありますが、もうすぐバージョンアップされる予定で、操作性がものすごく改善されそうです。ピアノロールも少しは使っていますが、私は楽譜入力シーケンサの方が、音楽に集中できる気がして好きです。

by yablinsky (2010-03-10 21:09) 

nyankome

ショパンの曲って、揺れるテンポが魅力的です。
インテンポの演奏は考えられません。
手の入れ甲斐がありますね。
by nyankome (2010-03-10 23:56) 

Enrique

実演奏では感覚的にやっていることが,DTMではすべてあからさまになる(しなければならない)ということですね。本来ワルツのリズムというものがあって,それを近似的・規則的に表したのが楽譜なわけですが,それを逆に行っているということですね。3拍子ともアクセント・長さが違っていいはずです。
by Enrique (2010-03-11 00:00) 

yablinsky

nyankomeさん、コメントありがとうございます。初期のショパンは別として、ショパンのテンポの揺らぎが重要なのは体験的にわかってきました。ショパンは弾き手にわざと自由を与えているように思えます。バッハやモーツァルトよりDTMとしては工夫のしがいがあり楽しいですね。
by yablinsky (2010-03-11 00:35) 

yablinsky

Enriqueさん、コメントありがとうございます。そうなんです。そして私がもっと腕を上げたら、一度、ピアノを弾く人に入力画面を見てほしい。そして感想を知りたいとおもうのです。楽譜入力シーケンサではピアノロールと違って、芸術家と会話が可能かもしれません。
by yablinsky (2010-03-11 00:40) 

yablinsky

江州石亭さん、niceありがとうございます。
by yablinsky (2010-03-11 08:13) 

Caelum

俺もスコア入力派です('ー`)b
作曲も兼ねると、スコア入力以外は考えられないので
「会話が可能」ってのは、まさにそうだと思いますヨ!

3枚目の中央、テンポ190→190の移行は190→200ですか?
ちょいと気になりましただす。
by Caelum (2010-03-11 10:36) 

yablinsky

Caelumさん、細かいところまで読んでいただいて感謝です。ありがとうございます。私は作曲はしませんので、スコア型の方が写すだけなのでかえって簡単です。190の件は、もう忘れました。多分、迷いながら調整して、最終的に190、190になったものと思われます。つまりあとの190は省力した方がいいですね。
by yablinsky (2010-03-11 20:24) 

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