ショスターコーヴィッチ 交響曲第5番「革命」 [CD・DVD]

ちょっと古い以下のCDを持っています。

ショルティ指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
メンデルスゾーン 交響曲第4番「イタリア」
ショスターコーヴィッチ 交響曲第5番「革命」
LONDON, PlyGram, 1997, POCL-5251

今日の記事はショスターコーヴィッチ 交響曲第5番「革命」に関するものです。本ブログはピアノに関するもののはずですが、交響曲とはどうしたことでしょう。でもピンと来た人もいますよね。ピアノの話題は後ほど。

私がクラシックが好きになった記念すべき曲です。小学生高学年から中学生のころ聞いていました。十代、二十代のクラシックファンには定番の曲ですが、一般の方の認知は低いかも知れません。私もご多分に漏れずこの曲が好きになりました。「革命」とはロシア革命のことですが、冷戦時代に於いても西側でもよく演奏されておりました。そのころは反革命的な要素があるなどと、西側では評論されていましたが、最近はそのような評論はあまり聞きません。純粋に音楽を楽しむことができる時代となりました。

私の選ぶかっこいいところ第1位は、4楽章も最後の最後、全ての楽器が鳴りやみ、ただ、ティンパニーとバスドラムのみが鳴っているあの瞬間です。しびれます。

そして第2位が第1楽章の真ん中あたりの展開部で、ピアノがかっこよく鳴るのです。オーケストラとピアノと言えば、ピアノコンチェルトですが、この場合、ピアノは指揮者より前で独奏部分が多いのですが、この曲の場合はピアノはオケの一楽器にしか過ぎません。場所も最後部です。演奏も独奏でなく、どちらかと言えば、打楽器的にリズムを刻みます。また奏者もチェレスタとの掛け持ちです。え?動画ですか。エンベットはしませんが、一応、関連情報[1][2]にリンクを付けます。どちらの動画もちょうど途中、しかもピアノ登場の瞬間から始まります。かっこいいのは[1]で、ピアノのオケ中の位置がよく分かるのが[2]です。

私の好きな曲で他にもオケの中の一楽器としてのピアノを機会がありましたら、また紹介します。

[関連情報]
[1] http://www.youtube.com/watch?v=JokfD5cquI0
[2] http://www.youtube.com/watch?v=JO_EJ1nBAsM


2010-03-07 22:35  nice!(8)  コメント(14)  トラックバック(0) 
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コメント 14

Caelum

オケの一楽器としてピアノが存在するというのは初めて見ました!
ピアノは良くも悪くも「独りで完結する楽器」みたいな言われ方をしますが
これなら他の楽器と調和して一つの音楽を作ってる感じがしますなぁ('ー`)
by Caelum (2010-03-08 00:17) 

アヨアン・イゴカー

このピアノの使い方は、十台前半に初めて聴いた時、かなり衝撃的でした。
by アヨアン・イゴカー (2010-03-08 00:32) 

yablinsky

Caelumさん、コメントありがとうございます。オケ中ピアノは私も20世紀の音楽以外では知りません。19世紀までの曲で有名でない曲であるのでしょうかね。ピアノコンチェルトの場合、指揮者がピアノに合わせている面もあるでしょうが、オケ中ピアノの場合、ピアノが合わせなければなりませんから、ピアニストにとってはあまり経験のないことと推測します。
by yablinsky (2010-03-08 05:59) 

yablinsky

アヨアン・イゴカーさん、コメントありがとうございます。私も十代前半で衝撃でした。ショスターコーヴィッチさん、かっこよすぎです。
by yablinsky (2010-03-08 06:05) 

matcha

[2]は、エウゲニィ・ヴィンスキー指揮,レニングラード・フィルですね。懐かしいなぁ。
ロシアのトスカニーニと言われた、レコードは缶詰の音楽だという頭の固いので有名な・・・。でも、演奏は素晴らしいですね。特にロシア音楽には、定評があります。
by matcha (2010-03-08 13:57) 

yablinsky

matchaさん、情報をありがとうございます。指揮者が誰だかわかっていませんでした。前にmatchさんのブログにロシアの歌は日本人に合うと書き込みましたが、交響曲も基本的には日本人にわかりやすいと個人的には思っています。ただ、近現代のロシアの作曲者は一般の日本人にはまだ、認知されていませんね。
by yablinsky (2010-03-08 21:28) 

matcha

ちょっと間違えました。エウゲニィ・ムラヴィンスキー指揮に訂正です。うちのパソコン、最近レスポンスが悪く、入力しても抜けが起きるんです。今、調査中・・。失礼しました。
by matcha (2010-03-08 21:38) 

yablinsky

matchaさん、訂正ありがとうございます。
by yablinsky (2010-03-08 22:27) 

nyankome

私はレナード・バーンスタインの日本での録音のアルバムを持っています。ショスタコービッチの曲は、ソ連当局の監視の下で書かれた経緯があって、当時と今とでは曲の解釈が変わっている部分もありますね。
by nyankome (2010-03-09 01:35) 

yablinsky

optimistさん、ロボライターさん、niceありがとうございます。
by yablinsky (2010-03-09 08:01) 

yablinsky

nyankomeさん、コメントありがとうございます。私も昔はバーンスタインとコンドラシンをもっていましたが、移動(異動?)しているうちに保持できませんでした。
by yablinsky (2010-03-09 08:04) 

ながぐつ

こんにちは。
シュスタコ5番のピアノには注目していませんでしたが、改めて聴くといいですね。ショスタコはすでに交響曲1番でもピアノを使っていますね。

4楽章最後のティンパニ連打、いいですね。ながぐつがこのパターンを聴いたのはショスタコ5番が最初でしたが、後になってサンサーンスのオルガンとかマーラーの3番も同様のパターンで終わることがわかりました。なかでもショスタコは荘厳で好きです。

by ながぐつ (2010-03-10 08:00) 

yablinsky

ながぐつさん、コメントありがとうございます。オケの中のピアノはショスターコーヴィッチの他にプロコフィエフやストラヴィンスキーなどロシアの作曲家に見られますね。でも19世紀の曲では私は知りません。

ティンパニの連打はいろいろありますね。でも他の楽器無しでティンパニ(+バスドラム)のみっていうのは、私は他に聞いたことがありません。一瞬ですけど。マーラーも大好きです。マーラーを語ると止まらないのでこの辺で失礼します。
by yablinsky (2010-03-10 08:30) 

yablinsky

江州石亭さん、niceありがとうございます。
by yablinsky (2010-03-11 08:12) 

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