ハノン 変ニ長調 [奏法・楽曲研究]

Hanon_Des_dur_1.JPG
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(クリックすると拡大されます)

 Hanon[1]はピアノの教授で、何冊か練習曲を残しています。日本ではハノンと言えば指の練習曲で有名です。うちの子ども初号も小犬のワルツの訓練のために、ハノンのDes dur(変ニ長調)を練習しています。指の練習曲なので単調で感情を入れることもなく、ひたすら機械的に弾くのです。弾くのも変になりそうですが、聞いている方も頭が変になりそうです。以下、いつものScore Editor Classic[2]で楽譜通りに入力しました。くれぐれも頭が変になるのでくりかえし聞かないようにしてください。ちなみに上記楽譜はScore Editorの入力画面です。



どうですか。うるさーい!って感じでしょう。でも1つわかることは音が高くなると人間は盛り上がっていると錯覚するということです。入力の際には特に強弱はつけていません。こんな機械的な演奏は人間はしようと思ってもできないものです。人間が演奏しそうな演奏に入力しなおしてみました。



どうでしょうか。すこしはましですか。2,3回なら繰り返し聞いても耐えられるかもしれません。人間はちょっとしたテンポの変化や区切り、強弱を本能的に入れるようです。その本能的に入れたものは、他の人間にも共感でき、機械的な気持ち悪さを感じなくなるのです。人間の脳って不思議ですね。

[関連情報]
[1]HANON the virtuoso pianist, 全音楽譜出版社
[2]studio ftn score editor, 09/12/12


2010-01-21 00:07  nice!(9)  コメント(13)  トラックバック(0) 
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コメント 13

ながぐつ

こんにちは。
ハノンは、うちの娘、バイエル終わったあと、やらされていたようですが、普通の曲の方が面白くて、まともに練習していないようでした。
この演奏のように弾けると良いですね~。

by ながぐつ (2010-01-21 06:53) 

yablinsky

ながぐつさん、コメントありがとうございます。子どもにはこの曲のみは退屈すぎて無理なようですね。うちの場合、小犬のワルツをしながら、ときどきハノンを挟むというかんじでしょうか。
by yablinsky (2010-01-21 08:05) 

ぱえ

<小犬のワルツの訓練のために、ハノンのDes dur(変ニ長調)を練習しています

とても参考になりました。
「自分の弾きたい曲のために、その曲の調と同じ調のスケールを機械的に練習した方が良いのだろうか???」
と思ってたところなので、ためになりました。
ピアノの先生の指示なんですかね?^^
独りでやってると、何もかも自分で考えないといけないのでこういうちょっとしたことさえも読んでると
「自分の練習に取り入れられるところはないかな?」
と心に引っかかるんですよね^^;

すいません、話の主旨とちがうところに引っかかってm(_ _)m
by ぱえ (2010-01-21 16:01) 

wakaたかたかこ

友人がバイエルやってたの思い出します
wakaたかたかこ
by wakaたかたかこ (2010-01-21 16:55) 

yablinsky

江州石亭さん、xml_xslさん、matchaさん、nyankomeさん、Caelumさんniceありがとうございます。
by yablinsky (2010-01-21 19:03) 

yablinsky

たかこさん、コメントありがとうございます。うちの子どもは大手ピアノ教室からの転教室なので、バイエルは結局せずじまいです。
by yablinsky (2010-01-21 19:05) 

yablinsky

ぱえさん、コメントありがとうございます。そうです。小犬のワルツがdes durなので、des durを練習するようにピアノの先生から指示がありました。それと同時にH durは人間の手にもっとも自然だということで、H durの練習も指示がありました。H durのあと小犬を弾くとよくまちがえるようで、やはり、Des durの練習は小犬をスムーズに弾くのに有用なようです。
by yablinsky (2010-01-21 20:19) 

Cecilia

娘さん良いレッスンを受けていらっしゃるようですね。
娘たちはハノンはひたすら順番どおりに弾いていただけです。
楽譜を見て、(?)と思いましたが、まだオクターブで練習しているわけではないですよね?
オクターブのスケール練習、大変ですもの!
聴かせていただきましたが、確かに下のほうが聴きやすいですが練習のためにはやはり機械的に・・・が良いのかなあと思います。
by Cecilia (2010-01-22 15:14) 

yablinsky

glennmieさんniceありがとうございます。
by yablinsky (2010-01-22 23:34) 

yablinsky

Ceciliaさんコメントありがとうございます。私は素人なので確認ですが、最後の3小節以外のところですが、両手で弾くのですよね。片手で練習することもあるのでしょうか。知識がなくてすみません。うちの子ども初号は両手で弾いています。最後の3小節は1オクターブを片手で押さえなければなりませんが、背はクラスで低い方なのですが、1オクターブは問題なく弾けます。ちなみに子ども弐号も小学生になっていませんが、鍵盤を引っかけるようにして1オクターブ押さえられます。指は長いので、2人ともあとは練習好きになれば良いのですが・・・
by yablinsky (2010-01-22 23:41) 

Cecilia

私が気になったのはこの楽譜の通りに両手それぞれオクターブで弾くのかということだったのですが、よく見るとそうではなかったですね。
でもハノンが進むとそういうのもあるし・・・。
きっと才能あるお子さんなのだろうと思うのですが、いくらなんでも全部オクターブはきついと思ったので・・・。
こういう音階練習の大変なところは、右手と左手の指遣いです。
指くぐり指またぎしなければならないところが音階が変わるとまた変わるので面倒です。

by Cecilia (2010-01-23 00:07) 

yablinsky

Ceciliaさん、お返事いただきありがとうございます。入力画面は全音の楽譜通り打ち込んでいます。左手と右手の使い分けはパートによるのでなく、常識に任されているようですね。

指くぐり、指またぎですね。アドバイスうれしいです。以降もいろいろな音階をやってゆくことになると思います。

うちの子どもはコンクールに出ている子どもたちのレベルには到達していません。今ならまだ追いつけそうな気もしますが、後は本人が望むかどうかが大きな問題です。

by yablinsky (2010-01-23 00:45) 

yablinsky

die_katzeさん、niceありがとうございます。最近、新曲出していないので、こんなのしかありません。
by yablinsky (2010-01-26 20:41) 

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