小犬のワルツ006-010 [奏法・楽曲研究]
小犬のワルツ(ショパン)の演奏法の第2回です。2009年も最後の記事です。なぜ、小犬のワルツかといえば、ブルグミュラ-の後、子ども初号が習っている曲だからです。前回も申し上げましたが、私は素人です。くれぐれもピアノの演奏の参考にしてはいけません。
1,6小節目から8小節目にかけてスラー(ひとまとめ)となっており、クレシェント(だんだんつよく)に
なっている。クレシェントがなくても音が高くなるにつれて、音を大きくするのはスラーの奏法の
基本だ。クレシェントがあるのでかなり大げさに音を大きくする。
2,やはり、すべて音符にアクセントをつけて、強弱の調整を細かく設定している。studio ftn
score editorでは負の数のアクセントも設定可能なのだ。譜面は汚くなるが、すばらしい。
3,左手はスタッカートにして、強弱の他、打鍵時間を短くする。いろいろな演奏を聴くと、スタッカ
ートをつよく意識した演奏もあるが、今回は楽譜通りペダルを踏んでいるので、スタッカートをつ
よく意識した演奏にしたわけではない。和音を鳴らすとき、人間は音と音の切れ目無しに打鍵
できないから、それをシミュレートしている。
4,9小節の頭で、楽譜にない休符を入れる。これまでにアップロードした曲では使っていない技
法だ。「間(ま)」と呼ぶべきか「ため」と呼ぶべきか。このように楽譜にない休符が必要だと始
めて気がついた。考えてみれば、ショパンもここで一区切りをさせるために、スラーに切れ目
を入れたのかな想像する。今まで、DTMの演奏はテンポ変化と強弱の調整と思って来たが、
素人の私には新たな発見であった。ちなみに楽譜にない休符にはこれ以降も[R]という記号
をつけることにする。もちろんテンポ変化とスタッカートでも表現できるが休符が簡単だ。
5、9小節から10小節にかけてのスラーはだんだん音が低くなるので定石通り、音量を小さくし
ていく。
6、ここで最大の盛り上がりの9小節の初めの音符であるが、アクセントの値を最大にしたい
衝動を押さえて周りより低くした。このように期待外のことをするとが感動に結びつくようだ。
音楽的に私の感覚は合っているのであろうか。
7,10小節最後でテンポを下げたが、その他は一定とした。もう少し変化させた方が良いのだ
ろうか。ここは研究が足りない。
いろいろ新たな発見があった小犬のワルツです。音楽の専門家には当たり前のことだと思いますが、私には新鮮でした。
[関連情報]
[1] 小犬のワルツ001-005, 09/12/22
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良いお年をおむかえくださいませ
若鷹たかこ
by 若鷹たかこ (2009-12-31 16:41)
貴子さんも良い年をお迎えください。
by yablinsky (2009-12-31 21:25)
ぼんぼちぼちぼちん、c_yuhkiさん、niceありがとうございます。
by yablinsky (2009-12-31 21:26)